「センスがない」は、思い込みだ——あなたの"好き"は、もう立派なセンス


「わたしにはセンスがないから」。そう言って、好きなものを選ぶことをあきらめてしまったことはないだろうか。

服を選ぶとき。部屋を飾るとき。誰かのプレゼントを選ぶとき。「センスがある人」がうらやましくて、自分にはそれがないと感じてしまう。

でも、それは思い込みかもしれない。


「センスがある」って、誰が決めたのだろう


SNSを開けば、素敵な部屋がいくらでも出てくる。雑誌には「今年のトレンド」が並ぶ。

あれを見ていると、つい比べてしまう。あの人はセンスがある。わたしは、ない。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみたい。「センスがある」って、誰が決めたのだろう。流行に乗っていることだろうか。高いものを選べることだろうか。

たぶん、どれも違う。


好きだと思った。それが、センスだ


花屋の前を通りかかって、ふと足が止まった経験はないだろうか。別に花に詳しいわけじゃない。でも、なんだかきれいだなと思った。

その「きれいだな」が、センスだ。

センスとは、正しいものを選ぶ能力ではない。自分の中の「いいな」に気づける感覚のことだと思う。そして、それは誰にでもある。

ただ、日々の忙しさの中で、その感覚に蓋をしてしまっているだけかもしれない。


他人の「いいね」に合わせなくていい


人気のインテリアを真似してみた。でも、なんだかしっくりこない。そういう経験があるかもしれない。

それは、センスがないからじゃない。自分の「いいな」と、他人の「いいね」が違うだけだ。

誰かの基準で選んだものは、どこか借りもののように感じてしまう。自分の感覚で選んだものは、たとえ他人に理解されなくても、不思議と馴染む。

合わせなくていい。あなたの"好き"で選んでいい。


小さな「いいな」を、拾い集めてみる


センスを磨くとか、鍛えるとか、そういう話ではない。

ただ、日常の中で「あ、いいな」と思った瞬間を、少しだけ意識してみる。カフェの壁の色。通りすがりのポスター。友だちのスマホケース。

その小さな「いいな」を拾い集めていくうちに、自分の好きなものの輪郭が見えてくる。それが、あなただけのセンスになる。

むずかしいことじゃない。ただ、気づくだけでいい。


あなたの"好き"は、もう立派なセンスだ


「センスがない」なんて言わなくていい。何かを見て、心が動いたことがあるなら、それはもう十分だ。

誰かの正解じゃなく、自分の「いいな」で選んでみる。それだけで、暮らしの中に自分だけの色が増えていく。

好きの理由なんて、いらない。

「わからない。でも好き。」

それで、きっといい!


Writer
ARTiATE

「わからない。でも好き。」——感性で選ぶアートとの出会いを届ける。